実在します。ただし特別な権限はありません
「夜逃げ屋」という名前で知られているのは、コミックエッセイやドラマの影響が大きいですが、業態そのものは実在します。やっていることは引っ越しと不用品の処分で、そこに「相手に気づかれないための段取り」が加わります。
誤解されやすい点を先に書きます。
| よくある誤解 | 実際 |
|---|---|
| 借金を消してくれる | 消せません。債務は移転しても残ります |
| 相手を追い払ってくれる | できません。それは警察の役目です |
| 住所を法的に隠してくれる | 住民票の閲覧制限は市区町村の手続きです。業者は代行できません |
| 鍵を開けて入ってくれる | 立ち入れるのは、権限のある部屋だけです |
| 絶対に見つからない | 約束できません。経路を1つずつ塞ぐ作業です |
では、何をするのか
- 時間帯を設計する相手の不在時間に合わせ、一度で終わる量に荷物を絞ります
- 運び出す短時間で、音を立てずに。階段の建物ほど荷物を減らす意味が大きくなります
- 行き先を分ける必要なら一時保管を挟み、旧住所と新住所を同時に知る人を作りません
- 置いていくものを片づける退去時の費用を抑えるため、処分まで同じ日に終わらせます
法的な位置づけ
やっていること自体は、引っ越しと不用品回収です。特別な資格で成り立つ業態ではありません。だからこそ、次の線を越えないことが業者側の条件になります。
- 権限のない部屋に立ち入らない(住居侵入になります)
- 他人の所有物を持ち出さない(窃盗・横領になります)
- 未成年を保護者に無断で連れ出さない(略取・誘拐になります)
- 債務からの逃走を目的とした移転を請け負わない
- 相手方の所在調査や尾行をしない(探偵業の届出が必要な行為です)
この線を越える業者は、あなたを守りません。依頼者が共犯として扱われる形になります。
作品で知った方へ
『夜逃げ屋日記』『夜逃げ屋本舗』などで知った方が多いと思います。作品で描かれるような劇的な場面ばかりではありませんが、「相手に気づかれずに家を出たい人がいて、それを手伝う仕事がある」というのは本当です。
いま実際に困っている場合は、DVから逃げる:やることの順番から読んでください。まず公的窓口、それから荷物、という順番です。
よくある質問
夜逃げ屋は違法ではないのですか
引っ越しと不用品の処分そのものは違法ではありません。違法になるのは、権限のない立ち入り、他人の物の持ち出し、未成年の連れ出しなどです。
夜逃げ屋の求人はありますか
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家賃を滞納しています
滞納があっても引っ越しはできますが、債務は残ります。滞納分の話は、引っ越しとは別に、貸主や専門家と進めてください。
夜逃げ屋日記の作者に相談できますか
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ひとりで決めなくて大丈夫です
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