「辞めること」と「お金を返すこと」は別の問題
この2つを一緒にされると、身動きが取れなくなります。分けて考えてください。
| 扱い | |
|---|---|
| 辞めること | 働き方(雇用か業務委託か)によって手続きは違いますが、働き続けることを強制される筋合いはありません |
| 借りたお金 | 借りた事実があれば、返す義務は残ります。辞めても消えません |
| 違法な取り立て・引き止め | これは別です。下に書きます |
「借金があるから辞められない」と言われている場合、辞められない理由にされているのはお金ですが、辞めること自体を止める権利は相手にありません。返し方は、辞めたあとに話し合える問題です。
これは違法です、という線
次のようなことが起きている場合、こちらが我慢する話ではありません。警察・労働局・弁護士に相談できます。
- 身分証やパスポート、通帳・カードを取り上げられている
- 部屋から出してもらえない、外出や連絡を制限されている
- 「辞めたら家族に言う」「写真をばらまく」と言われている
- 暴力や、暴力をほのめかす言動がある
- 罰金や違約金を一方的に決められ、給与から差し引かれている
脅されている場合、相手の言い分を真に受けないでください。「訴える」「損害賠償を請求する」と言われても、多くは相手がそう言っているだけです。まず#9110(警察相談専用電話)に、何を言われているかをそのまま話してください。
寮から荷物を出すときの実務
寮や社宅は、部屋の契約者が勤務先になっていることがあります。この場合、鍵の扱いや立ち入りが通常の賃貸と違います。相談のときに次を教えてください。
- 部屋の契約者が誰か(自分・勤務先・不明)
- 鍵を持っているか
- 相手が合鍵を持っているか
- いつなら部屋に誰もいないか
荷物が少なければ、数時間で終わります。同居人がいる場合は、鉢合わせない時間を先に決めます。
相談先
| 内容 | 窓口 |
|---|---|
| 脅されている・つきまとわれている | 警察相談専用電話 #9110(危険が差し迫っていれば110番) |
| 交際相手・元交際相手からの暴力 | DV相談+ 0120-279-889(24時間) |
| 働き方・賃金・罰金のこと | お住まいの地域の労働局・労働基準監督署の相談窓口 |
| 借金の整理 | 法テラス、または日本弁護士連合会の相談窓口 |
よくある質問
黙って出ていっても大丈夫ですか
このサイトは、黙って出ることをすすめる立場ではありません。ただ、身の危険がある場合は、安全が先です。お金や手続きの話は、安全な場所からでもできます。
前借りが残っています
返す義務は残ります。一方で、返すまで働き続けることを強制される筋合いはありません。返し方は、辞めたあとに話し合える問題です。金額が大きい場合は法テラスへ相談してください。
同居人がいます
鉢合わせない時間帯を先に決めます。相談時に、同居人の生活パターンを教えてください。
身分証を取り上げられています
これは違法の可能性が高い状況です。#9110に相談してください。再発行もできます。
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ひとりで決めなくて大丈夫です
いつ・どこから・何を持って出るか。決まっていなくても相談できます。返信先は、加害者が見られないメールアドレスを使ってください。
