引っ越す前に、記録と相談を
引っ越しが先でも構いませんが、記録だけは引っ越し前から残してください。
- いつ・どこで・何があったかを、その日のうちにメモする
- 着信履歴、メッセージ、手紙、写真は消さずに保存する
- #9110(警察相談専用電話)に相談し、相談した記録を残す
この記録は、住民票の閲覧制限(DV等支援措置)の確認材料にもなります。支援措置はストーカー行為等の被害者も対象です。手続きは住民票の閲覧制限に書いています。
引っ越し先を知られないための段取り
| 経路 | 手当て |
|---|---|
| 引っ越し作業を見られる | 作業車の駐車位置と時間帯を変える。荷物を一度保管に入れて、新居への搬入日を分ける |
| 郵便の転送 | 重要な郵便は差出人ごとに住所変更する。転送に頼りきらない |
| 住民票・戸籍の附票 | 支援措置を申し出る |
| SNS | 引っ越し直後の投稿を控える。写真の背景から特定される例があります |
| 共通の知人 | 新住所を伝える相手を絞る。「知人から漏れる」が最も多い経路です |
| 宅配・フリマの取引 | 発送元の住所から分かります。営業所受け取りや匿名配送を使います |
費用の助成について
ストーカー被害による転居費用の助成は、自治体によって制度の有無と条件が違います。一律に「出る」とは言えません。警察や区の窓口に相談する際に、使える制度があるかを必ず聞いてください。制度がある場合、引っ越し前に申請が必要なことが多く、後から遡って申請できないことがあります。
つきまといが続いている中での作業日
相手が家の近くに来ることがある場合、作業の日は普段どおりの様子で過ごすことを意識してください。前の日からカーテンを外したり、段ボールを窓際に積んだりすると、外から気づかれることがあります。
- 荷造りは部屋の奥で進め、箱は外から見えない場所に置く
- 作業の日時は、本当に必要な人にだけ伝える
- 当日、相手の姿を見かけたら作業を止め、すぐに110番する
- 新居へは作業車と一緒に移動せず、別の手段で向かう
作業の途中で予定を変えることは、失敗ではありません。危ないと感じたら中断して、日を改めるのが一番安全な判断です。
新しい部屋で気をつけること
引っ越したあとも、しばらくは住所が伝わる入り口がないかを確かめながら過ごします。
表札やポストには名前を出さない、宅配の受け取りは営業所や受け取り場所を使う、といった小さな工夫が続けやすいです。家の近くで写真を撮って投稿するのは、景色から場所が分かることがあるので控えてください。
携帯電話の設定も見直します。家族や知人と位置情報を共有する機能、写真に撮影場所を残す機能は、使っていないつもりでも有効になっていることがあります。
新居の近くで相手を見かけたときは、その日時と場所をすぐにメモし、警察に伝えます。引っ越したあとの出来事も、引っ越す前の記録とつなげて残すことで、相談のときに状況が伝わりやすくなります。相談の流れはストーカーを警察に相談するにまとめています。
このサイトが行わないこと
相手の居場所や行動を調べたり、後をつけたりする調査は行いません。こちらが受けるのは、あなたの荷物を運ぶことと、その段取りを一緒に考えることです。
相手への連絡や話し合いの代わりもしません。相手との間に入ってもらう必要があるときは、警察や弁護士の窓口へ相談してください。
引っ越しの前後で残しておきたい記録
引っ越しの作業そのものも、あとで記録として役に立つことがあります。作業の日、相手がどこにいたか、何か連絡があったかをその日のうちに書き留めてください。
引っ越したことを相手が知った様子があれば、どこから伝わったのかを考える手がかりになります。いつ誰に新しい住所を伝えたかも、一緒に控えておくと整理しやすくなります。
手紙や贈り物が新居に届いたときは、開けずにそのまま保管し、警察に相談してください。触る前に写真を撮っておくと、届いたときの様子が残ります。
記録は紙でも携帯電話のメモでも構いませんが、相手が見られない場所に保存してください。同じ内容を二か所に分けて残しておくと、なくしたときにも困りません。
家族や職場に伝えておくこと
相手が家族や職場に連絡してきて、新しい住所を聞き出そうとすることがあります。前もって、問い合わせがあっても住所や勤務の予定を答えないよう頼んでおくと安心です。
伝える相手は、本当に必要な人だけに絞ってかまいません。事情をくわしく話さなくても、知らない人からの問い合わせには答えないでほしい、と伝えるだけで足りることもあります。
職場で相手を見かけたり、電話がかかってきたりしたときの対応も、先に決めておくと慌てずに済みます。
通勤の道や帰りの時間を、しばらくのあいだ日によって変えるのも一つの方法です。いつも同じ道を通っていると、待ち伏せされやすくなります。
家族に新しい住所を伝える場合も、手紙や年賀状に住所を書かないよう、ひと言お願いしておくと安心です。
家族の携帯電話に入っている写真や連絡先から、住所が伝わることもあるので気をつけてください。
よくある質問
警察に相談しても動いてもらえませんでした
相談の記録は残ります。その記録が、支援措置や次の相談で効いてきます。状況が変わったら、同じ窓口にもう一度伝えてください。
相手は元交際相手です。DVの窓口でもいいですか
はい。DV相談+(0120-279-889)は交際相手からの被害も対象です。
引っ越し業者から住所が漏れることはありますか
通常はありません。ただし、相手が業者を特定して問い合わせる例はあります。心配な場合は、保管を挟んで旧住所と新住所を分ける方法があります。
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出典
確認日: 2026-09-20
編集責任: 夜逃げ屋.com 編集部 最終確認: 2026-09-20
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