行き先を知られずに運ぶ方法
「新居の住所を誰にも知られたくない」という相談は多いです。方法は2つあります。
- 一時保管を挟む自宅 → 保管場所 → 新居、と2回に分けます。搬出の作業者と、新居へ運ぶ作業者を分けられるので、旧住所と新住所を同時に知る人がいなくなります
- 新居側は自分で受け取る保管から新居への搬入日だけ立ち会い、旧住所の話をしません
費用は一度に運ぶより上がります。どこまで必要かは状況によります。相手が業者を特定して聞き回る可能性がある場合に意味のある方法で、そうでなければ過剰です。相談のときに「どこまで警戒すべきか」を一緒に決めます。
共有財産と、あとで争いにしないための記録
自分の物と、二人の物は分けます。婚姻中に買った家財は、名義がどちらであっても財産分与の対象になることがあります。勝手に全部運び出すと、離婚や調停の場で不利になることがあります。
迷うものは、次のどちらかにしてください。
- 置いていく(後日、弁護士や第三者を通じて取り決める)
- 持ち出す前に写真を撮り、何をいつ持ち出したかを記録に残す
記録があると「勝手に処分した」という主張に反論できます。証拠を残すのは、相手のためではなく自分のためです。
置いていくものの処分
家具・家電をそのまま置いていくと、賃貸なら原状回復の費用として請求されます。退去時の費用を抑えるには、搬出と同じ日に処分まで終わらせるのが早いです。
| もの | 扱い |
|---|---|
| 家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機) | 家電リサイクル法の対象です。粗大ごみには出せません |
| 家具・寝具 | 自治体の粗大ごみか、搬出と同時に回収 |
| 相手の物 | 触りません。置いたままにします |
| 書類・郵便物 | 自分宛のものは持ち出します。相手宛は置きます |
一時保管について
預ける期間は、次の住まいが決まるまでの数日から、数か月まで幅があります。保管が長くなるほど、費用は保管料が中心になります。荷物を減らすと、そのまま費用が下がります。
預けるものと処分するものを分ける作業は、相談の段階で一緒にやります。写真を送ってもらえれば、その場でおおよその量が分かります。
よくある質問
相手が家にいる時間しか作業できません
在宅中の搬出は、トラブルになる可能性が高いので基本的にはおすすめしません。どうしても必要な場合は、警察に事前相談したうえで日時を決める方法があります。
鍵を持っていません
自分が借主である場合と、そうでない場合で扱いが違います。借主でない部屋に立ち入ると住居侵入になることがあります。契約書の名義を確認してください。
深夜でも作業できますか
建物の管理規約で作業時間が決まっていることが多く、深夜の搬出は音で気づかれます。早朝の方が現実的な場合があります。
荷物がとても少ないです
段ボール数箱なら、宅配便や一時保管だけで済むこともあります。費用を抑える方法を一緒に考えます。
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ひとりで決めなくて大丈夫です
いつ・どこから・何を持って出るか。決まっていなくても相談できます。返信先は、加害者が見られないメールアドレスを使ってください。

